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  3. 薬剤師としての働き方 学校薬剤師 その二

薬剤師としての働き方 学校薬剤師 その二

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学校薬剤師

学校薬剤師のする実際の職務と今後求められるであろう役割についてお話しようと思います。
現状、学校環境衛生検査に従事すること、学校で必須の衛生の維持それから問題の改良に関して必要な事を教えていくということが学校薬剤師のお仕事になります。
これは、学校保健法においても定められていることです。
具体的な点検項目などによると飲料水、プールの水の検査、学校給食用の施設の衛生状態や、浄化、消毒のための設備などによる、
さらに教室の中や体育館といった学校の施設の採光や照明に関する点、空気、暖房設備、換気方法や騒音に関する点など、
その他として便所の管理や手洗い場の管理、害虫やねずみなど学校長が必要であると認める項目に関してなどがあります。
こうして、実際に項目としてあげると意外とたくさんあります。
公立学校であれば、月に1回の検査をすることになることになるでしょう。
ただ、自分が個人的に思うのには、今後の管理薬剤師としては、薬に対する教育にも力を入れることが大切になってくるのではないかと思います。
現在、小学校、中学校では総合的なお勉強の時間というのが設けられています。
ここでは、学校ごと、個人によっても様々な取り組みがなされているわけですが、その中で薬剤師として貢献できるのです。
実際に、管理薬剤師に講話を求められるということも度々あるようです。
例えば、薬に関する正しい知識について解説するというのは一番の入門編になります。
薬の持つその社会的意義から、副作用もあったり、使い方を誤ると生死にも関わるといった諸刃の剣の一面もあるといいます。
このようなことを説明するということはとても教育的に意義のあることです。
小さいうちから薬に対する見解をしっかりと持っておくということはとても大切なことです。
それに、薬学に対する興味が深め、薬剤師としての将来を担う子どもが増えるということはとても喜ばしいことでしょう。
薬というものを身近に感じているのにも関わらず、子どもは実際には薬に対する知識はほとんどないといっていいと思います。

風邪をひいた際の認識

風邪をひいたら病院に行ってお医者さんからもらった薬を飲んだらいいというくらいの認識でしょう。
ですから、薬の持っている意義、危険性についてしっかりと教育するということは本当に大切なことなのです。
また、最近ではドラッグなどについても青少年の間で横行するような事件が頻発しており社会問題にまで発達しています。
薬物乱用の防止の一歩として、これらの持つ危険性について話をしたり、事例を紹介するということは、非常に意味のあることです。
飲酒、喫煙、ドラッグ乱用といったものの低年齢化が今後これ以上進まないだめにも、その予防策の一つとして学校での教育が必要であるのは言うまでもないのです。
学校薬剤師として、将来の日本を背おって立つ子どもに対して教育をするということは非常にやりがいにもつながることだと思います。
今の時代にのみ貢献するのみならず、次世代にも自分の足跡を残せるというであり充実した職業人生になることでしょう。
なので、興味のある薬剤師の方は是非ともチャレンジしてほしい職種の一つですね。