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薬剤師の養成予備校への転職

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薬剤師養成予備校について

大学受験を控えて勉強を行っている学生が指導を受けている教育機関が予備校です。
実は薬剤師の国家資格を目指して勉強をする方を対象とした機関として薬剤師養成予備校があります。
一般の予備校と同じように教育に関する指導を行い、薬剤師の国家資格取得に導いてくれます。

薬剤師になりたいと思った場合、6年生の薬学部の大学で専門の教育を受けなければなりません。
また薬剤師の国家試験を受験し、合格をしなければなりません。
この過程を経て初めて薬剤師になることができます。
単に薬学部の大学を卒業すればいいというものではありません。

また薬剤師の国家試験は合格率が80%程度となっており、比較的合格者が多いものですが、それでも難関な試験であることには変わりはありません。
他の学部の4年という学習期間ではなく、6年もの長期にわたって薬の専門知識を得るための学習を行わなければなりません。
薬のスペシャリストになるための国家試験は難関なため、簡単に合格することはできません。

薬剤師養成予備校で指導を行っているのは薬剤師が多く、専門知識をしっかりと持っています。
そのため、薬剤師の国家試験に合格するために効率よく指導を行うことができます。
薬剤師は一般的にドラッグストアや調剤薬局、病院といった場所で勤務しますが、中には薬剤師養成予備校の講師を行っている薬剤師も存在しています。
今後も薬剤師の需要は高いため、専門の予備校は必要ですし、そこで指導を行う薬剤師の需要も同様に高いといえます。

薬剤師養成予備校での仕事内容

一般の予備校と同じように、薬剤師養成予備校の講師である薬剤師は講師として授業を行うことを中心としています。
毎日の授業だけではなく、合間に行うテストや模擬試験を作ったり、また解答の作成をすることもあります。
授業以外では生徒に対して勉強に関するアドバイスを行ったり、個人指導を行うことがあります。
さらにメンタルの面での生徒のサポートを行ったりすることがあります。

予備校内での授業の他には、全国の薬学系の大学に出張し、講義を行う薬剤師もいます。
現在コストダウンのために、多くの私立薬科大学が予備校の講師を活用して授業を行っています。
そのため、薬剤師養成予備校の薬剤師は単に予備校だけで授業を行うことは少なく、私立の大学でも授業を行うのが一般的となっています。

また、予備校によっては講師が営業職を兼務していることもあります。
全国の薬科大学を訪問し、国家試験対策のための授業の紹介を行ったり、また採用に向けた提案をすることがあります。
講師としての薬剤師はこのように、単に講師だけではなく、様々な仕事をしているといえます。
教育に携わることが好きな薬剤師の方にとっては、この仕事は適していると言えるでしょう。