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麻薬取締官

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麻薬取締官は国家公務員

一般的な医師や看護師、薬剤師などは民間扱いになってしまうことが多いのですが、麻薬取締官というのは国家公務員扱いになります。
国家公務員ということは、当然待遇もかなりよくなっているのですが、麻薬取締官は他の公務員のように簡単な仕事ではありません。
最近は外国人が大量に日本へ入ってくるようになった影響で、日本国内にも麻薬が蔓延し、問題視されています。
このような事態を防ぐために存在しているのが麻薬取締官なのですが、完全に人手が足りていません。

国家公務員なので、毎回定時で帰宅できるのではと思っている人もいるでしょう。
しかし、麻薬取締官は確実に定時で帰宅できるとは限りませんし、休日出勤を行うこともあるのですが、手当はきちんと支払われるので安心してください。
場合によっては危険な目に遭う可能性もあるので、決してなめてかかってはいけません。

いろいろな職業の人と連携する

麻薬捜査官は単独で仕事をするということは殆どないと考えてよいでしょう。
かなり高い確率で、警察官や海上保安庁と連携して行う仕事になるため、麻薬捜査官としての能力だけではなく、コミュニケーション能力も必要になります。
このような職業の人と連携し、密輸された麻薬などの押収や入手経路などを調べるのが主な仕事です。
他にも医療麻薬に関する指導や、一般の人からの相談などを受けることがあります。

医療麻薬というのは、医療の現場で使用することを認められている種類の物をいうのですが、入手経路が国によって決められているので、決められた方法以外で入手すると違法になります。
このような違法も取り締まらなければいけません。
また、医療麻薬に関する指導を行うということは、医療関係者とも連携しなければいけないのです。

どのように麻薬取締官になるのか

麻薬取締官になりたいと考えた場合、どのようにすればなれるのかわからないという人も多いでしょう。
麻薬取締官になるには、指定されている学校を卒業していること、国家公務員一般職、もしくは薬剤師試験に合格していること、30歳未満であることが条件です。
これらの条件を満たしている人が、麻薬取締官の受験を受けることができます。

麻薬取締官の試験を受け、合格すれば実際に仕事を行うことができるのですが、実は定員が定められているので、かなり合格するのが難しい状況です。
本来であればもっと人数を増やして、捜査網を拡大するべきなのですが、現在では全く対応できていません。
しかも地域別に採用をしているので、どうしても人口が多い関東地方や近畿地方などで多くの人を採用する傾向になってしまいます。
採用試験も不定期になっていて、毎年何回と決められているわけではないので、情報収集も重要になるでしょう。