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検疫委員

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薬剤師の資格で仕事の幅が広がる

薬剤師というと、調剤薬局やドラッグストアなどでしか仕事ができないのではと思う人もいるようですが、実は多方面での仕事が可能になります。
もちろん資格を取得して最初に就職するのは調剤薬局やドラッグストア、もしくは病院などになることが多いのですが、しっかりと経験を積むことでさらにステップアップした資格の取得ができるようになるのです。
その1つが検疫委員という資格なのですが、この資格は都道府県知事からの認定が必要になります。

条件もいろいろとあるので、簡単に取得できるわけではありませんが、他にも薬剤師の資格があれば多数の資格が取得できますし、資格を取得すれば就職先が増えるのは当然だと言えるでしょう。
検疫医院の場合にはある程度仕事が限られてしまうのですが、必ず必要になる職種でもあります。
取得するのが難しい資格だからこそ、その分活躍の幅も広がるのです。

検疫委員の仕事とは

検疫委員という名前を聞いたことがある人も多いでしょうが、知っての通りに検疫委員の仕事は、伝染病が発生したときに、感染の拡大を防ぐ対策を行う仕事になります。
どのように感染拡大を防ぐのかというと、感染経路を調べて原因を探ること、空港などで検疫を行い、感染者の隔離や治療などに係わる、場合によっては除菌や虫の駆除などを行うこともあるのです。
例を挙げてみると、最近ではデング熱が東京で蔓延したことがありました。
主な原因は外国に生息している蚊が日本国内に入り込み、人を刺すことで蔓延したことは記憶に新しいでしょう。

このときには、公園に発生している蚊を駆除するために殺虫剤を散布しましたし、日本へ入国する際に厳しく検査を行いました。
このような仕事に携わるのが検疫委員の仕事になるのですが、伝染病は海外から持ち込まれた虫などが必ずしも原因になるわけではありません。
食中毒やインフルエンザも対象になるので、仕事内容は比較的多くなる場合もあります。
もちろん検疫委員だけでは仕事を十分にこなすことができないので、他の職業の人との連携も重要になるのはいうまでもありません。

特に医療関係者や衛生関連の仕事をしている人との連携は欠かせませんので、コミュニケーション能力も必要になる仕事だと言えます。
コミュニケーションが取れなければ、対応が遅れて感染が拡大してしまう結果になる場合もありますし、感染が拡大すれば被害を受ける人も増えてしまうでしょう。
もちろんコミュニケーション能力だけではなく、正しい判断を素早く行う判断力も重要になります。
よって検疫委員の仕事をする場合には、どうしても向き不向きが出てしまうこともあるのですが、努力することで乗り越えてきた人もたくさんいるので安心してください。