1. >
  2. >
  3. 救急認定薬剤師

救急認定薬剤師

投稿者:

救急認定薬剤師とは何か

薬剤師というのは大半の人が知っているでしょうが、救急認定薬剤師というのは知らないという人も多いでしょう。
ではどのような資格なのかを簡単に紹介させていただきますが、最初に言っておきたいことは、一般的な薬剤師よりもレベルの高い資格になっています。
救急患者が運ばれたとき、当然薬物療法が必要になることも多々ありますし、薬を使うためには十分な知識も必要になるのです。
このように救急患者に対して薬物療法ができるだけの知識を持っている人を認定する資格が救急認定薬剤師と言います。

現在日本には、この救急認定薬剤師以外にも多数の認定資格が存在しているのですが、高齢化社会になっている現在、救急患者の数が今後増加することは明らかでしょう。
しかも救急医療の現場はかなり人手不足になっているので、少しでも人が欲しいというのが現状です。
だからこそ薬剤師の中でも注目を集めている資格なのですが、まずは薬剤師としてある程度実践経験を積み、自分でもきちんと勉強を行って初めて取得できる資格であることはいうまでもありません。
この救急認定薬剤師というのは、日本臨床救急医学会が運用している資格になっており、平成23年度から開始されました。

救急認定薬剤師になる方法

救急認定薬剤師になりたいけれど、どのようにすればよいのかわからないという人もいると思います。
そこで救急認定薬剤師の資格を取得する方法を簡単に説明させていただきますので、参考にしてください。
救急認定薬剤師は日本臨床救急医学会の管轄になるので、日本臨床救急医学会が定めた条件をクリアすることが重要です。
どのような条件を定めているのかというと、薬剤師としての経験が4年以上ないといけません。

日本には石の上にも3年ということわざがあるのですが、さらに1年の経験が必要になるほど難しいということです。
ただし、薬剤師として4年の経験があるだけでは救急認定薬剤師の資格を取得することはできません。
ただ4年間薬剤師として勤務するだけではなく、救急医療の薬物療法に2年以上携わっていなければいけないのです。

他にも日本臨床救急医学会の正会員として2年以上経過していること、救急医療で薬物療法業務に参加した症例が25以上あることが条件となっています。
このような条件を満たしていなければ取得できないということは、それだけ重要な仕事ができることを証明する資格だからでしょう。
薬剤師の仕事は絶対に失敗が許されない上に、医師や看護師とも連携しなければいけないので、薬剤師の技術や知識だけではなく、コミュニケーション力も必要になります。
救急認定薬剤師の資格を取得しても、これで満足をするのではなく、さらに勉強を続けていかなければいけません。