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エクスタシーについて

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快感と興奮

気分がハイになり、依存性が高い薬物の中でも、最も入手しやすいのがエクスタシーです。
興奮状態が長時間続き、異常な言動が目立つようになります。

摂取してすぐにハイになり、長時間その状態が続くことで薬物依存者に人気のある薬物でもあるのです。

麻薬及び向精神薬取締法

エクスタシーは正式名称は合成麻薬MDMAと言って、メキレンジオキシメタンフェタミンの略称です。
覚せい剤と同様に興奮状態に陥る薬物です。
主に錠剤で取引されており、10代や20代の若者の間で使用され、社会問題となっているのです。

最近逮捕された芸能人のニュースで何度も取り上げられているため、その名は広く知られることとなりました。
MDMAは違法ではないと思っている向きもありますが、麻薬及び向精神薬取締法によって規制されている薬物です。
詳細は厚生労働省のHPで確認する事が出来ます。

合成麻薬MDMA

MDMAは別称ラブ・ドラッグと言いますが、性行為の際に用いると通常以上の快感を得られる事からそう呼ばれているのです。
感覚が研ぎ澄まされる感覚があり、その点では覚せい剤と似ています。

痛みや苦しみを感じにくい状態になり、ハイになるため、能力が向上したと思い込んでしまいます。
その点ではコカインに似ています。

乱用による後遺症

麻薬ですので、脳や神経系に悪影響があります。
幻覚を見たり、錯乱したりします。

人は嫌なことや辛い事、悲しい出来事を忘れる事で正常を保ち続けることができますが、エクスタシーの副作用でそれらの出来事の記憶が鮮明に蘇ると言います。
快感の後にやってくるのは、例えようもない苦しみです。

また、痛みや苦しみを感じないため、長時間激しく踊り続けるなど、通常はブレーキがかかる人間本来の機能が失われます。
そのため、身体の機能が限界を越え、死に至ることもある危険ドラッグなのです。

薬としての歴史

実は、ごく最近まで心的外傷の治療薬として使われていました。
現在では、PTSDの治療薬としてリタリンが処方される事がありますが、異常行動が目立つためあまり処方されなくなっています。

昔は薬だったものでも、現在は危険ドラッグとして厳しい規制の対象となっている薬は数多く存在します。
MDMAはその一つで、少しずつ命を削っていく薬なのです。

ハイで、短期間に急激に痩せるなどの症状があり、長期乱用すると記憶障害があるため、周囲にも薬を使用していることがわかることがあります。
一時的に嫌なことから逃げても、現実から逃げることはできないのです。

薬に逃げることで、結果的には自分自身を傷つけることになってしまうのです。
もし周囲に手を出している人、出そうとしている人がいるならば、全力で止めましょう。