麻薬の怖さ
麻薬は、世界的にドラッグとしてその私的使用が禁止されており、その刑罰は決して軽いものではありません。
特に東南アジアにおいては、麻薬の使用、持ち込みに対する刑罰が厳しく極刑となる国もあるほどです。
昔から日本にあるものとしては、アヘンやモルヒネがありますが、モルヒネ鎮痛剤として医師の厳しい管理のもと使用されます。
例えば末期の癌患者に使用されることもあります。
ヘロインは体内に取り入れる事で幸福感を感じる薬物で、強い依存性があります。
薬が切れると禁断症状があり、全身に激痛があり、体温調整が出来ず暑さと寒さを繰り返すと言います。
麻薬の代表格コカイン
麻薬の中からコカインについて取り上げてみましょう。
コカインはコカという植物から抽出されるもので、ペルーでは古くから栽培されていました。
コカインの怖ろしいところは、たった一回の使用でこの薬に取りつかれてしまうことでしょう。
一度手を出してしまったら、止められなくなってしまうのです。
一度中毒に陥り離脱した方の証言によると、今でもいつまで手を出してしまうかわからない、という危険性があると言います。
中毒から抜けたとしても、「自分はもう大丈夫だ」と思い込んでいる人程危険だとも言います。
形状と使用方法
一般的には白い粉の状態になっています。
使用方法は、粉を鼻から吸引したり、経口したりします。
効果の持続時間が短い為、依存症になると使用頻度が激増します。
覚せい剤の症状
コカインは覚せい剤です。
その名の通り、知覚能力が高まり、頭がはっきりクリアになる感覚があると言います。
また、様々な能力が向上したような錯覚に陥るとも言われ、ハイになります。
ただし、その反動で薬の効果が切れると幻覚症状が現れたり、不快感に襲われ、結果的に挙動が異常になります。
コカインは多量摂取すると死に至る危険な薬物なのです。
禁止される理由
社会生活がまともに営めなくなることが禁じられている大きな理由です。
通常、支払わなければならない年金や保険、地方税などは収めるのが国民の義務ですが、それすら放棄してしまいます。
生活がルーズになり、常識的な考え方が出来なくなり、結果的には友人や身内からも背を向けられてしまいます。
コカインの効果は徐々に弱まって行くため、同じ効果を得るために徐々に量を増やしていくことになります。
そうして徐々に循環器系が機能しなくなり、死に至るのです。
妊娠中の女性がコカイン中毒だった場合、生まれてくる子供も中毒となり、様々な障害をもっているケースが多いと言います。
コカインなど麻薬に一度手を染めたら離脱は極めて難しく、自力では無理だと言われています。
決して手を付けてはいけない薬物なのです。