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感染制御専門薬剤師

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感染症は恐ろしい病気

よく感染症という病気のことを聞くと思いますが、感染症というのは病気の名前ではなく、体が弱っている状態のときに、真菌などが原因で他の病気を誘発してしまうことを言います。
人間の体の中には、細菌や真菌と言ったいわゆる微生物と呼ばれる生き物と共生をしているのですが、中には悪玉菌のように、数が増えると病気を誘発してしまうような菌も存在しています。
このような菌は、体が正常であれば特に問題ないのですが、大きな病気をしたときや、手術をしたときに、体が弱ってしまうことがあるのはわかるでしょう。

このように体の状態が悪いときに、細菌や真菌が原因で他の病気を誘発してしまうことがあるのです。
だからこそ病室や手術室の衛生管理は欠かせません。
人によっては感染症が原因で死亡してしまうケースもあるので、弱っている状態の体を守るためには、薬の力がどうしても必要になります。

薬剤師の資格の中には、感染症に特化した感染制御専門薬剤師という資格があり、感染症に使用する薬に関する知識を十分に持っていることを証明しているのです。
専門資格は薬剤師の中で最も難しい資格なので、かなり努力をしないといけません。

幅広い知識が必要になる

感染制御専門薬剤師の資格を取得するには、いろいろと条件が決められていて、条件を満たすことで資格を取得できるようになっています。
薬剤師の資格を持っていれば誰でも取得できるようでは、専門資格の意味がなくなってしまうので、厳しい条件がたくさん設けられているのです。
感染症という病気は、正式には病気の名前ではないので、風邪と同じような感じだと考えておけばよいでしょう。

風邪にも原因がたくさんあり、さまざまな症状が出る病気なのですが、感染症も同様なのです。
感染症の場合には、このような症状が出るという特徴がなく、感染している菌の種類によっても、患者の体質によっても症状が変わります。
そこで臨機応変に対応できるだけの知識がないと、感染症に効く薬を選択することができなくなってしまうでしょう。

もちろん薬剤師だけで判断することはできませんので、医師や看護師との連携も必要になりますし、たくさんの組織団体が存在しているのです。
そこで感染症の種類の中でも有名な物をいくつか紹介させていただきますが、毎年冬になると蔓延するインフルエンザも実は感染症の1つになっています。
細菌や真菌以外にも、ウィルスなどが原因になることもありますし、水虫やカンジダ症、エイズや結核、肝炎なども感染症の1つなのです。
一口に感染症とは言っても、種類が非常に多くなっているので、どのような症状になっているのか、何が原因なのかを特定した上で薬を投与する必要がある点も、感染制御専門薬剤師の難しいところだと言えるでしょう。