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精神を病んでいる

精神科専門薬剤師

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最近増加している精神病

最近増加してきている病気を現代病と呼ぶこともあるのですが、その中には体の病気ではなく、精神的な病気も含まれています。
精神的な病気と言って思い浮かぶのはうつ病でしょうが、うつ病のように精神的な病気のことを精神病と呼ぶこともあるのです。
なぜ最近精神病になる人が増えているのかというと、不景気でいくら仕事を頑張っても報われないことが多く、しかも重労働安月給が普通の労働環境になっていること、増税や物価高で生活苦になることが多いというのも理由の1つでしょう。

政治家による悪政の影響を国民が受けていることも問題なのですが、教育機関の乱れや女性の社会進出も精神的な病気を増やす原因になっているのです。
よく現在はストレス社会などと言われることもあるのですが、ストレス社会になったことで精神病患者が増えたということは、精神科で使用する薬もどんどん増えているということを意味しています。
こういった精神科で使用する薬の専門的知識を得たことを証明する資格が精神科専門薬剤師です。

精神面も薬で治療する時代になった

昔は精神的な病気になったとしても、薬で治療を行うということは少なかったのですが、最近ではうつ病や神経症と言った精神的な病気であっても、薬を用いることが多くなっています。
しかし、薬には必ず副作用が存在しているので、乱用しては絶対にいけません。
だからこそ薬剤師が存在しており、精神科専門薬剤師という資格が設けられているのです。

もちろん精神科であっても、まずは心のケアが大切になるので、通常は生活環境を変えていくことが最も重要になります。
それでも全く効果が見られないか、余計悪化するようなときに薬を用いるというのが一般的な方法なのですが、むやみに薬の服用をすすめる医師はあまりよい医師とは言えません。
薬剤師も同様で、ただ薬をすすめるだけ、薬を安全に服用できるように指導するだけでは不十分なのです。

本当にこの患者には薬が必要なのかという点も見極めなければいけませんが、薬剤師の仕事で診察は専門外なので、どうしても医師にゆだねてしまうようになるでしょう。
そこで重要なのが患者の意思なのですが、時々調剤薬局に通い続けていると、よくなりましたかと声をかけてくれることがあります。
このようなコミュニケーションが、精神科の場合には特に必要なのです。

もし薬があまり効果を発揮していない場合には、医師や看護師などに告げることも必要になるのですが、このときに普通の薬剤師資格しか持っていない人と、精神科専門薬剤師を持っている人とでは発言力が異なります。
このようにリーダー的な存在となるのが精神科専門薬剤師のような専門資格なのですが、取得するのはかなり大変であるため、しっかりと勉強をしておきましょう。