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薬剤師

がん専門薬剤師

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日本で最も死亡率が高い病気

現在日本で最も死亡率が高い病気はがんなのですが、がんの治療に薬の存在は欠かせないと言っても過言ではありません。
しかもがんに使用する薬は抗がん剤と呼び、副作用が強く出てしまうことでも知られています。
だからこそ薬剤師による指導が欠かせないのですが、薬というのはかなりたくさん存在しているので、薬剤師1人が全ての薬を把握するというのは難しいと言えるでしょう。

そこでがんに使用する薬に特化した資格を設けることで、高齢化社会になって増加するであろうがんの患者に対応できるようにしているのです。
がんの治療に使用する薬の知識が十分にあることを証明する資格は、がん専門薬剤師という資格なのですが、専門資格となっていることから、まずは認定資格を取得してからさらに経験と勉強を重ねることで、取得できる資格となっています。

広告が可能な資格

日本で医療という分野は非営利になっており、通常広告を行うことは許されてはいません。
しかし、制度内容が変更されたことによって、薬剤師関連の資格では唯一宣伝広告が可能になりました。
なぜ宣伝広告が可能になったのかというと、高齢化社会でがんになる患者の数が増加してきているからです。
薬剤師は医師や看護師ほど不足しているわけではありませんが、十分な人数がいるというわけではありませんし、がん認定薬剤師の資格を保有している人に限っては、明らかに少なくなっていると言えるでしょう。

だからこそこのような資格が存在していることを呼びかけると共に、がん患者が増えている実態を呼びかけることで、より多くの人に興味を持ってもらおうと制度が変更されたと言えます。
もちろんがん専門薬剤師の資格を取得するのはかなり難しくなっているので、しっかりと経験を積み、自分でも勉強を行いましょう。

資格取得の方法

がん専門薬剤師の資格を取りたいけれど、どのようにすれば取得できるのかわからないという人もいると思います。
そこでがん専門薬剤師の資格はどのように取得するのかを簡単に説明させていただきます。
条件としては、薬剤師としての実務経験が5年以上あること、日本医療薬学会の会員であること、指定されている認定薬剤師の資格を保有していること、日本医療薬学会が定めた研修を受けている期間が5年以上であること、がん患者への薬剤管理指導実績を50症例以上提出していることです。

詳しい内容はホームページにも書かれているので、よく確認しておきましょう。
資格取得には費用も掛かりますし、認定期間は5年となっているので、5年経過した時点で更新する必要もあります。
薬剤師として活躍できる場所はたくさんありますが、がん部門というのは、今後需要が増す部門であることは間違いありません。