1. >
  2. >
  3. HIV感染症専門薬剤師

HIV感染症専門薬剤師

投稿者:

エイズは恐ろしい病気

現在はかなり医療技術が発展してきたのですが、それでも治すのが難しい、治る確率がかなり低い、病気を信仰しない対策しかできないという病気がたくさんあります。
その1つがHIV、即ちエイズと呼ばれている病気です。
エイズというのは人から人へうつる病気であり、性行為で感染することが多くなっているのですが、他にも注射器や針治療などでもうつる可能性があるので注意しないといけません。
しかもエイズの恐ろしいところは、感染してすぐに症状が出ないことです。

症状が出たときには悪化している場合が多いので、最低でも年に1回は血液検査をしておく必要があります。
現在の医療技術をもってしても完全に治療するのが困難な病気なので、基本的には症状を薬で抑えるようにする治療が一般的だと言えるでしょう。
主な治療方法は薬になるのですが、当然エイズに関する知識がなければ薬物投与はできません。
そのため、HIV感染症専門薬剤師と呼ばれている資格と、HIV感染症薬物療法認定薬剤師と呼ばれている資格が存在しています。

HIV感染症専門薬剤師に求められる知識

HIV感染症専門薬剤師には、エイズに関する高い知識が必要になるのですが、特に求められている知識について紹介させていただきます。
大きく分けると9つの知識が必要になるのですが、1つ目はエイズに感染したときの病態をきちんと理解していること、2つ目はエイズのときに使用する薬についての作用などを十分に理解していること、3つ目は薬物療法や臨床試験の経験が十分にあり、患者の症状に応じて対応できるだけの知識があることが重要です。

4つ目はエイズに使用する薬にどのような副作用があるのか、副作用が出たときにはどのように対策を練るのかがわかっていること、5つ目はエイズに使用する薬に関する情報収集をきちんと行い、実戦で用いることができるだけの知識も必要になるので、きちんと勉強しておきましょう。
6つ目はエイズ患者と良好なコミュニケーションが取れること、7つ目はエイズ患者が健全な生活ができるように支援ができること、8つ目はエイズに使用する薬に関する研究能力が十分にあることです。
最後の9つ目はエイズ患者に対してどのような薬を用いるのか、他にもエイズ患者に行うべきさまざまな医療方法を理解していることが求められます。

このようにたくさんの知識が備わっていないと、HIV感染症専門薬剤師の資格を取得することはできません。
HIV感染症専門薬剤師は日本病院薬剤師会の管轄となっているので、資格を取得したいと考えている人は、日本病院薬剤師会のホームページをしっかりと読んでおきましょう。
研修もたくさん行われているので、わからないことがあればすぐに問い合わせを行うことが重要です。