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MDMAについて

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世の中には数多くの違法薬物が存在しており、その中でも特に代表的なのが覚せい剤でしょう。
また、メチレンジオキシメタンフェタミンと呼ばれる麻薬も現在では違法薬物として広く認知されていますが、この名称で呼ばれてもピンとくる方は少ないかもしれません。
メチレンジオキシメタンフェタミンは通称MDMAという名で広まっており、日本でも使用、所持は違法となります。

MDMAの特徴

この違法薬物を使用することでどのような状態に陥るのか、ということですが、この薬物は脳内のセロトニンを過剰に放出させることができ、大きな多幸感を得られると言われています。
経口摂取することで多幸感、大きな満足感が得られ、4時間以上効果が持続するとも言われています。

元々この薬物は米国において心的外傷後ストレスの治療に用いられてきた経緯があります。
しかし、その後レクリエーションドラッグとして爆発的な普及を見せ、またそれによる問題も各地で頻発したため米国でも違法薬物と認定されたのです。

MDMAはエクスタシーやスピードなど、若者受けしそうな呼称で販売されることが多く、また錠剤というスタイルなのでそれが原因となり若年層に爆発的に広まったとも言われています。
また、エクスタシー以外にもエックス、バツ、ペケ、アダムといったいくつもの俗称を持っているのも特徴と言えるかもしれません。

症状と日本での規制

合成麻薬であるMDMAを使用し続けることによって、様々な健康被害を受けることがあります。
特に記憶系統の混乱を生じさせる原因になることが多く、神経細胞の破壊及び永続的な後遺症をもたらすとも言われています。

ついさっき起こったことが思い出せなかったり、忘れてしまったりといった症状が出ることもあります。
覚せい剤のように凶暴性が増すといったことは少ないと言われていますが、MDMAの使用によってどのような状態になるかは人によって異なるため、絶対に凶暴性が増さないという保証はありません。

また、時々この違法薬物を使用して死者が出たりすることもありますが、全体的には少数となっています。

日本でも違法薬物に認定されており、麻薬及び向精神薬取締法によって規制されています。
輸入や輸出、製造は10年以下の懲役、所持や譲渡は七年以下の懲役、経口摂取などにより実際に使用するとこれも七年以下の懲役となります。

若者が喜びそうな俗称をいくつも持っているMDMAは、一部の若者をはじめ様々な年齢層に蔓延しているとも言われています。
どんなにスタイリッシュな名称にしたところで、結局のところ身体に害のある違法薬物ですから、決して手を出してはいけません。
現在は価格が低下していると言われており、更なる若年層への拡大が懸念されています。