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薬局を開業して薬剤師として働く

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薬局を開業

薬剤師として薬局で勤務するという働き方以外に、
薬剤師の場合は自分でお店を開くことができます。
これまで培った知識や技術をいかして、さらなる「まちの薬屋さん」を目指して
自分のビジョンを実現するためには、薬局を自分で開設することも選択肢の一つ
としてあげられるでしょう。

では、実際に開業を目指す場合、どんなスキルが必要になってくるのでしょうか。
薬局にはちょっと風邪をひいた、という方もいれば、慢性的な肩こりに悩まされていたり、
また糖尿病を患っていたりと、様々な症状の患者さんがこられるので
幅広い知識を持っている必要があります。

また、病院で働く薬剤師と違って、自分の仕事にかかりきりになって、ともすると
他の医療関係者との関係が薄くなりがちです。
積極的に医療業界についての最先端の知識・情報を得るように
アンテナをはりめぐらさないといけません。

例えば、現在、日本はどんどん高齢化が進んでいて、今後ますます高齢者の数は
増えて介護を要する人が増加し続けることが予想されています。
そして、寝たきりの患者さんも病院や施設だけではなく、在宅で医療を必要とする方が
増えてくることと思いますし、実際に増えています。
在宅介護を希望する方というのは、様々な理由がありますが、やはり、病気になっても
一番安らぐ場所は自宅であり、住み慣れた環境でなるべく過ごしたいというのが本音なのです。

住み慣れた自宅で家族と一緒に病気の体を抱えながら生活をしていく上で、薬局の
薬剤師は非常に大きな役割を担うことになることと思います。
薬剤師も医師の指示を受けて在宅患者に薬剤管理指導ができますので、医薬品の
専門家として要介護の方に薬歴管理や服薬指導、保管状況の確認などを行って、
少しでも治療がいい方向に進むように手助けをしていくのです。

また、処方箋を発行した医師に患者さんを訪問した結果について情報提供をして
いくということも仕事の一つだといえるかと思います。
このように、薬局の薬剤師の仕事も時代とともに変化しています。
そのときに必要な薬剤に関する知識を得るだけではなく、社会全体の情勢を見ながら
患者さんとの関係の中で色々な情報を得ていくことも開業薬剤師にとってはとても大切なことです。

保険医療のウェイト

地域にいるからこそ分かるということもたくさんあるのです。
医薬分業が進んでいなかった昔と違って今は保険医療のウェイトが進んでいると
いう薬局も多いようです。
中には9割くらいが保険医療になっている薬局もあるようです。
日常業務としては、開店時間にあわせて清掃や陳列棚の整理を行い、開店と同時に
調剤業務を中心とした薬剤師の本来業務をこなします。

あいている時間に薬剤の在庫のチェックを行い、業者がくるのにあわせて不足している
薬品の発注や補充をすることになります。
単調の仕事のように見えて、実際には患者さんの対応時間も多いので、テキパキと
仕事をこなさないといけないのでいつの間にかお昼ご飯を食べるのを忘れていたとかいう
薬剤師の方もいるくらいです。
そして、情報収集という意味でメーカーや薬剤師会の研修、病院で行われる
講習会など積極的に出席したり、毎月雑誌を購入したりと自己研鑽を行うということで
目まぐるしく時を過ごしている方はとてもたくさんいます。