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派遣

派遣として

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派遣は直接雇用ではない

薬剤師に限らず、正社員やアルバイトは直接会社から雇ってもらうのに対して、派遣の場合には人材派遣業者から人を送ってもらうというシステムになっています。
よって職場と直接契約を結ぶのではなく、職場と人材派遣会社の間で契約を結び、一定の期間人材派遣会社が契約をした職場に人を派遣するため、普通の雇用形態とは異なっているのです。
派遣で薬剤師の仕事をしたい場合には、まず人材派遣会社に登録しなければいけません。

人材派遣会社によって、勤務先が多いのか少ないのかが決まってしまうので、よく情報収集をしてから選びましょう。
給料や待遇なども働きに行っている職場が決めるのではなく、自分が所属している人材派遣会社が決めることになります。

派遣として働くメリットとは

当然派遣として働く場合にもメリットがあるのですが、先ほども少し触れたように、職場と直接契約を結んで働くわけではないので、待遇の悪い職場であったとしてもあまり関係ありません。
ただし、人材派遣会社があまり優遇してくれない場合や、人材派遣会社と職場で契約を結んだときに十分な支払い金額でない場合には、給料が安くなってしまうこともあります。
また、アルバイトのように働く時間や勤務日などをある程度決められるというのもメリットでしょう。

中には待遇がよい場合も多いですし、福利厚生もきちんとしていることが多いので、あまり正社員と変わらない待遇になる場合もあります。
ただし、ボーナスや昇給がない可能性もあるので、このように給料や福利厚生のことは、事前によく聞いてから派遣会社を決めないといけません。
何より仕事場をスタッフが捜してくれるというのもメリットですが、これもスタッフや人材派遣会社によって変わってしまい、よいところに登録することができれば、苦労することなく職場が見つけられるでしょう。

派遣法の改正で厳しくなった労働環境

ずっと派遣として薬剤師の仕事をしないという人であれば特に関係はないのですが、中には派遣から正社員になって働きたいと希望する人もたくさんいます。
このような人の場合、派遣法が改正されたことによって、かなり厳しくなっているのが現状です。
基本的に派遣というのは3年間しか利用することができないので、もっと働いてほしい場合には、正社員として採用するのが一般的でした。

しかし、派遣法の改正によって、人さえ変えれば何年でも自由に派遣を雇うことができるので、雇う方は有利になったものの、雇われる方はかなり不利になってしまったのです。
ようするに3年経過したらまた別の職場で勤務するようになるので、すぐに次が見つけられればよいのですが、見つけられない場合には苦労する可能性もあるでしょう。
このような点を踏まえて派遣で働くのかを決めないといけません。