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プライマリ・ケア認定薬剤師

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プライマリ・ケアとは何か?

薬剤師の資格として注目されている資格にプライマリ・ケア認定薬剤師があります。
このプライマリ・ケアというのは専門医療を行っている病院ではなく、どのような病気でもまず相談できる、診察してくれる身近な地域医療を指します。

薬剤師はドラッグストア、薬局などに行けばいつでもいる存在なので、私達にとって非常に身近な医療スタッフです。
ちょっと不安なときなど、足を運びやすく医師よりも色々と聞きやすい存在として頼りにしています。

専門的治療や診察が必要という場合には、勿論専門医が必要となりますが、その振り分けを行うという意味でも、地域医療を行っている病院は安心ですし、薬剤師などの存在はなくてはならないものとなっています。

プライマリ・ケアと聞いてどんなことがわからないという人の方が今は多いと思いますが、この先、病院の専門性がより高くなっていく中、地域医療の担い手となる「何でも相談できる、診てくれる医者」「いつでもアドバイスを聞くことができる薬剤師」は重要な存在となっていくはずです。

現在日本では日本プライマリ・ケア連合学会がプライマリ・ケア薬剤師の認定を開始しており、それがプライマリ・ケア認定薬剤師です。
超高齢化社会となっている日本において、この先、地域医療はプライマリ・ケアが支えていくことになると予想されるため、プライマリ・ケア認定薬剤師の活躍が期待されます。

プライマリ・ケア認定薬剤師になるために必要な条件とは

プライマリ・ケア認定薬剤師には誰でも気軽になれるという資格ではありません。
公益社団法人薬剤師認定制度認証機構によって、特定領域認定制度として作られた専門性の高い資格となっています。

そのため、知識も必要となりますし、新しい情報を取り入れる必要もあるので、日本プライマリ・ケア連合学会主催研修会や指定されている研修、講座などを4年間で50単位取得する必要があり、初めての研修単位を取得されてから4年間以内に、真正に必要な書類の提出、さらに試験をうけて合格することも必要となってくるのです。

研修は日本プライマリ・ケア連合学会主催の認定薬剤師研修講座や衣料研修セミナー、講演、e-ラーニング、認定医による外来診療と歩魚問診量の見学実習等があります。
この他、薬剤師認定制度機構の認証を受けた生涯研修認知制度なども実施されています。

見学実習があることで実際にどのような診察がおこなわれおり、患者さんと医師がどんな会話をされているか、それを見ることで両者の意思を知る事もできます。
こうした研修や見学などを通し、幅広い知識、情報を得ることなど、薬剤師としてためになる事が多数あるのです。

プライマリ・ケア認定薬剤師の更新も必要

プライマリ・ケア認定薬剤師の認定機関は3年間です。
この期間満了前までに更新申請を行いますが、この申請に必要な研修単位が30単位以上、さらにプライマリ・ケアの事例報告などもしなければなりません。

患者さんが日常的に抱えている様々な問題について、幅広い知識で対応することが求められるので、その為に日頃から研修等で知識や情報を養っていくことが必要なのです。