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在宅療養支援認定薬剤師

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在宅療養支援認定薬剤師はどういう認定資格なのか?

日本は超高齢化時代に突入し、寿命が延びたことから病院での医療ではなく、在宅医療や療養の必要性が高くなっています。
介護に関する悩みなどはケアマネージャーや介護福祉士に相談できますが、介護が必要な方が利用されているお薬についてはケアマネなどに相談できません。

在宅医療や在宅療養が多くなってきている現代で、介護されている方、また介護しているご家族が、被介護者の利用するお薬について、疑問があったり相談したいという時、頼りになるのが在宅療法支援薬剤師です。

薬剤師というのは、社会医療のニーズに対応することが求められ、在宅介護などの居住系施設で療養されている被介護者である患者さんに対し、薬剤師の専門的知識をもって医療貢献していかなければならないのです。

在宅や居住系の介護施設などに治療や投薬などに行く医療スタッフと共に、地域医療を支えるチームとして、保健、医療、福祉という分野に貢献するため作られて認定資格が在宅療養支援認定薬剤師です。

なので在宅や要介護高齢者の薬物治療、またがん患者さんなどに薬剤師としての専門的知識を活かした医療を提供することができる薬剤師の育成を目的としています。

在宅療養支援薬剤師になるために必要な資格条件とは

在宅療養支援薬剤師になるためには、取得のための条件があります。
薬剤師としての資格を保有し3年以上の実務経験があり、所定の認定薬剤師となっていること、在宅業務実践による5事例の報告を行うこと、日本在宅薬学会主催学術大会に参加していること、バイタルサインの講習会を受けていることなどがあります。

またこれにプラスして、35単位以上の研修単位を取得することも必須とされています。
この単位は講演や講義、シンポジウム、ワークショップやe-ラーニングなどで取得できます。

こうした条件をクリアし、必要生類を申請してから筆記試験、面接試験を行い、合格となれば在宅療養支援薬剤師として認定されます。

在宅療養支援薬剤師は更新が必要となる

在宅療養に関わり、共に仕事をする看護師、介護スタッフと連携を取ながら、薬についての専門的知識を活用する仕事です。

在宅で服薬指導を行ったり、薬の管理が適切に行われているか確認し、必要なら指導します。
お薬に関する質問を受けて、ご家族や被介護者の方が安心してお薬を利用出来るようにしていくことが求められます。

またこの在宅療養支援薬剤師の認定資格については、更新が必要となり、継続した研修単位を取得していかなければなりません。

取得単位数は3年以内に各年5単位以上、合計で30単位以上取得したことを申請する必要があります。

在宅医療の被介護者やご家族はお薬について詳しく聞きたくても聞くことが出来ない状況にある方も多く、こうした専門的知識を持った資格者が医療チームとして着てくれることを強く望んでおられます。