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腎臓病薬物療法認定薬剤師

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慢性的な腎臓疾患で透析を受けている方へのサポートとなる腎臓病薬物療法認定薬剤師

慢性的な腎臓疾患を持ちで透析を受けている方、また他の病気から透析となってしまった方に、専門的知識をもってお薬についてのサポートを行うのが、腎臓病薬物療法認定薬剤師です。

腎機能が低下している患者さんに腎排泄型のお薬などを投与し、重度腎障害が発生したり、場合によっては死に至る事もあります。
腎疾患をお持ちの方に利用するお薬というのは、非常に難しく適正量を厳密に守る必要があります。

副作用が起きた場合でも、初期段階で発見し適切に処置することが求められるため、お薬や腎臓疾患について深い知識が必要となります。
こうした腎領域の専門家として、薬物療法、血植木透析などに深い知識を持っている資格者が、腎臓病薬物療法認定薬剤師デス。

慢性腎疾患をお持ちの患者さんは国内で非常に多くなっており、この先も増加していくことが考えられます。
腎臓病薬物療法認定薬剤師は国民病ともいわれるようになった慢性腎疾患について非常に注目されている資格なのです。

実際にどのような仕事を行っているのか

腎臓病薬物療法認定薬剤師は、透析医療や腎臓移植が必要な慢性腎機能障害に苦しむ方々に係わる薬物を適正に利用するための知識を持ち実践していまs。

また急性腎障害や腎臓が未発達状態となっている未熟児などに対し、救急医療として薬物治療や指導に当たる事もありますし、高齢者に多い慢性腎臓病疾患をお持ちの患者さんに対し、腎臓について深い知識を持って、専門性を活かした指導などを行うこともあります。

ご家族に慢性腎障害をお持ちの方が高齢になると認知症も起こしている患者さんが多いため、お薬の飲み間違いや回数が少ない、多いということが無いようにしっかり管理するようにという指導を行うこともあります。

腎臓病薬物療法認定薬剤師の資格を取得するための条件と方法

腎臓病薬物療法認定薬剤師の資格を取得するためには、薬剤師として5年以上の実務経験を持ち、日本腎臓病薬物療法学会会員として3年以上経過していることが求められます。

また日本医療薬学会認定薬剤師、日本臨床薬理学会認定薬剤師、日本病院薬剤師生涯研修履修認定薬剤師のいずれかの資格を持っていることも必要です。
受験申請を行う日からさかのぼり、3年以内に必要とされる単位を45単位以上取得するということも必須です。

学会発表については日本腎臓学会、日本医療薬学会、日本透析医学会といった全国規模の学会、若しくは国際学会について、3回以上行っていることが求められ、受講申請日からさかのぼり5年以内に症例を30以上提出することも求められています。

腎臓という非常に大切な臓器について薬物の投与などに係わる資格となりますので、腎臓についての深い知識と薬学を深く学ぶことが必須です。
薬剤師として持っている腎臓や腎臓のお薬についての知識のみ、ということでは腎臓病薬物療法認定薬剤師になる事はできません。

ニーズが高くなってきている腎臓病薬物療法認定薬剤師

超高齢化社会となってきている現代において、腎臓の疾患をお持ちの方は年々多くなっています。
また小さいお子さんから高齢者まで腎臓の慢性疾患をお持ちの方も多く、幅広い年代についての把握も必要です。

薬物による事故なども聞かれるようになっている今日、腎臓疾患をお持ちの方に関連する薬物の深い知識を持っていることが求められ、それを認定する腎臓病薬物療法認定薬剤師は、この先、ニーズもさらに高まっていくことが予想されます。