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DLM認定薬剤師

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生涯研修制度の一部となっているDLM認定薬剤師

DLM認定薬剤師は薬剤師としてその機能を高める目的で特定の分野や領域について適切に計画された学習を修め、知識や技能を高める目的で作られた認定資格制度で、生涯研修制度の一部とされています。

薬剤師は医療用や一般用医薬品、また特定保健用食品や医薬・健康食品のサプリメントについてリスクマネジメントの実践、また市販したのち、医薬品や健康食品を利用した際のデータを見いだし、「育薬」にその知識等を寄与していくことがのぞまれています。

DLM認定薬剤師は、これを実践するための知識と技術を得て、国民の健康維持、保健衛生の向上について貢献できることを目的として養成されます。
医薬品適正使用や育薬セミナーなど研修制度で行われるこうした研修に参加し、常に新しい情報を元に、国民の保健衛生の向上に貢献していくことが求められています。

DLM認定薬剤師の資格を取得するためには定期的に医薬品適正使用コースと呼ばれる研修を受講し、規定単位を取得することで資格を取得できます。

この規定単位は2年以内に50単位以上が求められ、そのうち、30単位以上は育薬セミナーで取得します。

専門性向上を証明するため試験や試問がおこなわれる

受講者の中から選抜し一定のプログラムに従った研究を行った後、試問や試験を行うことで認定されます。

専門薬剤師制度と似ている部分もありますが、これは、専門性向上のため、学習過程を修了しているということを証明するため、こうした試問などが必要になり、これが専門薬剤師制度と似ているといわれます。

また専門薬剤師とDLM認定薬剤師の違いとしては、専門薬剤師は能力を保証することが目的となっていますが、DLM認定薬剤師の場合、職能向上の為研修が行われ参加が必須となっている点です。

研修からDLM認定薬剤師に認定されるまでの流れ

育薬セミナーの受講、年間24回分を申し込み、DLM認定薬剤師研修手帳を入手します。
このDLM認定薬剤師研修手帳は認定単位を集めてからでも入手できますが、最初に入手しておく方が分りもいいでしょう。

毎回1.25単位の育薬セミナー、その他の研修を受講して研修単位を取得、集めていきます。
2年以内に50単位以上の取得(そのうち30単位以上は育薬セミナーなどDLMセンターが別途定める研修で取得した単位に限る)し、規定単位となったら取得後認定を申請します。

申請によってDLM認定薬剤師の認定が発行されますので、その後は1年ごとに認定を更新します。
この更新は1年に30単位以上の取得が必要で、このうち20単位以上は育薬セミナーなどのDLMセンターが定める研修で取得した単位に限ります。

患者さんに合わせたアドバイスができる資格

DLM認定薬剤師を取得し、常に研修を受けていくことで、患者さんそれぞれの症状に合わせたお薬の処方、またどのような薬が適しているのかなどを伝えることができます。
症状をお持ちの患者さんそれぞれにアドバイスができるということから、就職や転職の幅も広がり、非常にやりがいのある仕事となっています。

これから先、薬剤師はこうした様々なアドバイス、サポートが必要になっていくことが考えられますので、こうした資格認定を利用し、薬剤師としてのスキルアップも考えていくべきでしょう。