叫びさそうな人

ケタミン

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最近麻薬指定されたケタミン

麻薬の中にはつい最近指定された種類もあるのですが、その中の1つにケタミンと呼ばれる物が存在しています。
ケタミンは2007年に麻薬指定されたので、まだ麻薬指定されて新しいと言えるでしょう。
それ以前は麻薬指定されていなかったのですが、その前までは動物を捕獲するのに使用されていたのです。

最近は環境の悪化によって、街中に動物が出現するケースが増えているので、安全を守るために動物を捕獲するときに使用していました。
麻薬指定されてからは動物の捕獲に使用できなくなっているので、現在では動物の捕獲に支障をきたしていると言います。

ケタミンがうつ病治療薬として注目されている

ケタミンは麻薬指定されているので、許可なく取り扱うことはできなくなっていますが、最近ではケタミンがうつ病の薬になるのではと考えられていて、注目を浴びているのです。
うつ病は現在かなり深刻な病気ですし、人によっては気持ちの持ちようだと軽く見ている人もいるので、ますますうつ病患者が増えていると言えるでしょう。
そんなうつ病を治療できるのではと考え、アメリカでは研究が進んでいるのです。

日本でも研究を行うべきでしょうが、麻薬指定されている限りは自由に研究を行うことはできません。
ただし、指定された方法で届け出を出し、手続きを行えば研究目的ということであれば認められています。
しかし、かなり手続きが面倒で時間もかかってしまうので、研究に影響が出てしまうのも事実ですが、このような危険な麻薬が蔓延しないようにするには仕方がないでしょう。

ケタミンを使用したことで、副作用が出てしまうようでは全く意味がありませんので、これからも研究が続けられていくことは間違いありません。
もちろん即座にうつ病対策の薬として使用することは難しいので、かなり長い期間掛かってしまうことは確実です。
薬剤師であれば、ケタミンのことについて少しでも知っておくべきでしょう。

ケタミンの症状

ケタミンは麻薬なので、いろいろな症状が出るのですが、どのような症状が出るのでしょうか。
ケタミンには悪夢を引き起こす作用があると言われています。
麻薬の場合にはこのような悪夢を引き起こすケースが多いので、使用すると暴れ出す人もいますし、幻覚を見て叫び出す人もいるのです。

血圧を引き上げてしまうという症状も出るので、やはり副作用が強く出ることから、日本ではあまり研究が進んでいないのでしょう。
脳圧や眼圧を上げるという作用もありますし、嘔吐を引き起こすこともあるので、やはりケタミンを麻薬指定したことは間違っていなかったと言えます。
薬剤師として仕事をする場合には、ケタミンが将来薬として認められる可能性もあるので、一応注目しておくとよいでしょう。