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ぶちキレ

シンナーについて

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薬物依存となっている方が多くなっている現代

昔校内暴力や家庭内暴力が社会的な問題となっていた時代に、シンナーを吸ったりすることもいきがってやっていた若者たちがいました。

前歯が溶けてしまったり、脳に異常をきたしそこでやっと怖さに気が付くなど、薬物は時に人の人生を奪い、命を失うこともあるということがもっとしっかりと知らされるべきだと感じます。

ちょっとだけやる分には問題がないと思っている人が多いのですが、薬物依存となってしまう方は「止めることが出来ない」ために苦労されているのです。

問題ないと思って手を出したことによって止められなくなり、今日だけ、今だけと思っていても、専門科が立ち入らない限り止めることが出来ないから大きな問題となっているのです。

依存性のある薬物をしっかり理解してほしい

シンナーや覚せい剤などは有名ですが、このほかにも大麻などのマリファナ、コカイン、こうしたアディクション(止めよう止めようと思いながらも止める事が出来ない悪習慣のこと)が薬物依存と呼ばれます。

こうした違法薬物のほかに、処方薬となる睡眠薬、精神安定剤、さらにアルコールやたばこなども依存性を持った薬物であることに違いないのです。

抑制作用があるものはアルコール、モルヒネ、アヘン、睡眠薬、精神安定剤、マリファナなどです。
興奮作用があるものはコカイン、覚せい剤、煙草、咳止め薬など、幻覚作用があるものがシンナーやLSD、マリファナ、PCPなどがあります。

中枢神経系に作用し、人工的に気分を変えるという働きを持っている薬物は、この三つの作用に大別でき、抑制作用はぼーっと酔ったような気分になり、興奮作用や高揚感やスカッと不安のない気持ちになり、幻覚作用は幻覚を見る状態になります。

なぜ薬物に走ってしまうのか

睡眠薬や精神安定剤などについては、眠れない、不安でどうしようもないということで、精神科などで処方され、それが止められなくなるという状態になりますが、シンナーや覚せい剤、LSDなどの違法薬物に手を出してしまうのはどうしてなのでしょうか。

それは気持ちが不安定でスカッとした気分になりたいと思って利用したという場合もありますし、覚せい剤などについては「痩せる」と聞いたからという安易な始まりもあります。
また気持ちよくなりたい、現状を忘れたいなどの気持ちを変える、現実逃避したいということで手を付けてしまったという方も多いです。

薬物依存症とはどういう状態をいうのか

薬物依存症になっているかどうか、本人はよくわかっていない時もあります。
薬物を使用したいという衝動が抑えられない、量を多くしないと今までの効果が得られなくなった、薬物を利用することが日常生活の中で最も重要になっている状態などを指します。

またこの薬物によってこの先、自分がどうなっていくのか?それを理解しているのに止めることが出来ないという状態も、薬物依存症に陥っているという状態です。

薬物が気分を変化させてくれるという状態は様々です。
例えば薬を利用すると普通の気分から幸せで一杯の気分になり、薬の効果が切れると普通に戻ります。

これが進むと利用していない時には落ちこんだ状態になり、薬が効いている時には幸せいっぱいの気持ちでいられますが、薬が切れるとまた落ち込んだ状態になります。

更に症状が進むとひどく落ち込み人と話すこともできないような状態から薬を利用することで、普通の気分になり、薬が切れるとまたひどい落ち込み状態となっていき、この辺りになると、薬物の種類によっては薬が切れている状態の時、冷や汗、幻覚、ひどい発汗、嘔吐、幻覚などの症状がみられるようになり、薬物なしでの生活が出来なくなります。